ダイレクトリクルーティングとスカウトサービスの違いとは?

2023年10月10日
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自社が欲しい人材に直接アプローチするダイレクトリクルーティングが注目されていますが、自社からスカウトメールを送る点ではスカウトサービスと同じと言えます。では、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。本記事では、ダイレクトリクルーティングとスカウトサービスの相違点やダイレクトリクルーティングならではの強みなどを解説します。
ダイレクトリクルーティング、何から始めれば良いの?とお悩みのご担当者様へ

ダイレクトリクルーティングとスカウトサービスの違い

ダイレクトリクルーティングとスカウトサービスは、ともに企業から求職者へと働きかける点で類似した採用手法であり、混同されることもよくあります。そこでまずは、それぞれの手法の特徴と違いについて見ていきます。

ダイレクトリクルーティングという採用手法

ダイレクトリクルーティングは、求職者が個人の経歴やスキルを公開し、企業が求職者個人に直接アプローチする採用手法です。
企業が候補者一人ひとりのプロフィールやスキルなどを見て、自社が求める人物像にマッチすると思われる人材にコンタクトをとります。求人サイトなどに求人情報を掲載し、求職者側からの応募を待つ従来の手法に対して、能動的・主体的に働きかける採用手法の1つです。

具体的な方法としては、ダイレクトリクルーティング専門のサービスやSNSの活用、企業説明会・セミナーなどさまざまなものがあります。

ダイレクトリクルーティングについては以下の記事で詳しく解説しています。

スカウトサービスとは

スカウトサービスは、求人サイトに備わっているスカウト機能のことです。リクルートサイトに登録している求職者に対して「スカウトメール」を送付する点はダイレクトリクルーティングと変わりません。

スカウトメールを送付する対象者は、自社の求人案件とサイトのデータベース上で条件(年齢・居住地など)が適合する全ての求職者となります。

ダイレクトリクルーティングとスカウトサービスの相違点

大きな違いは、スカウトメールを送信する対象が「求職者個人」か「条件に合う求職者の母集団」か、という点です。ダイレクトリクルーティングでは、自社の求人案件にマッチすると判断した求職者へ個別にスカウトメールを送ります。

一方、スカウトサービスは条件面で合致する不特定多数の求職者に一斉にメールを送ります。

スカウトサービスと比較したダイレクトリクルーティングサービスの強み

では、ダイレクトリクルーティングはスカウトサービスと比較してどのような強みがあるのでしょうか。

求める人材にピンポイントでアプローチできる

スカウトサービスは大まかな条件設定のみでスカウトメールを一斉送信するため、ターゲットではない求職者からも応募が来ることがあります。
一方、ダイレクトリクルーティングでは企業側が求職者のスキルや経験を見たうえでコンタクトを図るため、即戦力人材と出会える可能性が高まります。

また、スカウトメールの内容は送付した対象者しか見ることができないため、現時点ではオープンにしたくない新規事業担当者や、幹部職などのポジションを採用したい場合にも適しています。

自社の魅力・強みを効果的に伝えられる

個別の求職者に合わせた文面を送付できるダイレクトリクルーティングは、同一の文面を対象者全員に送付するスカウトサービスと比較して、自社の魅力や強み、熱意をより効果的に伝えやすい点もメリットです。自社の魅力や求職者への熱意が届きやすくなることで、入社意欲を高められる可能性があります。

採用コストを削減できる場合がある

ダイレクトリクルーティングでは、ターゲットをはじめから絞り込んで採用活動を行うため、従来型の採用やスカウトサービスのように、ターゲット以外の求職者からは応募が来ません。そのため、そうした求職者に対応する必要がなくなり、採用にかかるコストの削減が可能です。

採用コストがかさむ原因やその改善方法は、以下の記事で解説しています。

スカウトサービスと比較したダイレクトリクルーティングサービスの弱み

一方で、ダイレクトリクルーティングにはスカウトサービスと比べた場合に以下のような弱みもあります。

採用活動の工数が増えやすい

ダイレクトリクルーティングでは候補者一人ひとりに対し個別にスカウトメールを作成するため、工数がかかります。

スカウトメールを送る対象の選定やメールの文面の作成、その後の面接や交渉といった業務をきめ細かく行う必要があり、社内の業務負荷が増加する可能性があります。社内で行う場合は、しっかりとした採用体制を整えてから実施することが重要です。

スカウトメール作成する際のコツについては以下の記事で詳しく解説しています。

▶ スカウトメールの返信率を上げるコツ5選!平均返信率や起こりやすいNGポイントも解説。

ノウハウがないと効果が出るまで時間がかかる

ダイレクトリクルーティングは従来型の手法とは採用までのプロセスが異なるため、採用の実績やノウハウが蓄積されていない状態で実施しても、最初のうちはなかなか採用まで至らない可能性があります。

また、「せっかく個別にアプローチしたのに、面接してみたら欲しい人材像とは違った」というように、ノウハウが十分にないうちは人材を上手く見極められないリスクがある点にも注意が必要です。

ダイレクトリクルーティングの成功方法については以下の記事で詳しく解説しています。

こうしたダイレクトリクルーティングのデメリットを解消し、成功に導くためのサービスを以下でご紹介します。

ダイレクトリクルーティング支援サービスのご案内

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ダイレクトリクルーティングの手間を解消

ダイレクトリクルーティングは採用に手間がかかってしまうのが最大のデメリットです。「アイティ人事」では採用にかかわる業務をアウトソーシングできるため、工数がかかることで業務負担が増大する心配がありません。

プロのエンジニア採用ノウハウを活用

ダイレクトリクルーティングでの採用活動は、採用担当者のスキルや経験によって成果が依存してしまう傾向があります。「アイティ人事」はエンジニア採用に関するノウハウが蓄積されており、コンサルティングによる支援を導入することで確立されたロジックを用いた採用活動が可能となり、自社に採用ノウハウを蓄積することも可能です。

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お問合せ・ご相談

以下の資料では、ダイレクトリクルーティングを実施する際のステップや、成果を上げるポイントを網羅的に解説しています。ダイレクトリクルーティングの全体像や進め方にご関心のある方は、ぜひご覧ください。

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