エンジニア採用代行(RPO)とは?依頼できる内容や成功事例を紹介

2023年12月18日
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近年、エンジニア採用の難易度が高まっていることから、自社内のノウハウやリソースのみではなかなか必要な人材を採用できずお悩みの採用担当者も多いのではないでしょうか。そのような中で注目を集めているサービスが、エンジニア採用代行(RPO)です。
本記事では、エンジニア採用代行(RPO)に依頼できる業務や、実際に活用したことでエンジニア採用に成功した事例をご紹介します。
エンジニア採用がうまくいかない…とお悩みのご担当者様へ

エンジニア採用代行(RPO)とは?

エンジニア採用代行(RPO)サービスとは、ITエンジニア領域に精通した採用のプロに採用業務をアウトソーシングできるサービスのことです。自社の採用担当者の工数を削減し、他の業務に集中できるようになるほか、プロの視点から採用戦略の立案や採用手法の選定を行い、ミスマッチの減少など効果的な採用を実現できるようになります。

エンジニア採用領域に限定されない、採用代行(RPO)全般の基礎知識については以下の記事で詳しく解説しています。

また、採用代行(RPO)に関する法的な許可・申請の基準、手続き等についてはこちらの記事をご覧ください。

エンジニア採用代行(RPO)の必要性が高まる理由

採用代行(RPO)は、近年特にITエンジニア採用において必要性が高まっています。その背景にあるのが、エンジニア採用の難易度の上昇です。

IoTやAI技術の進展、DXの推進など、エンジニアが活躍する領域は近年ますます広がっており、多くの業界でエンジニアの採用需要が高まっています。一方で、エンジニアの母数自体は少なく、スキルや経験の豊富なエンジニアとなるとさらに希少性が高いため、採用競争が激しく自社内のノウハウやリソースのみではなかなか人材採用ができない状況となっています。

そこで、IT領域の採用の知見を持つプロの力を借りる採用代行(RPO)の重要性が高まっているのです。

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エンジニア採用代行(RPO)に依頼できる業務

エンジニア採用代行(RPO)に依頼できる業務としては、主に以下の6つがあります。

① 採用計画の策定
自社が求める人材のターゲット像や採用人数、採用コストなどの計画を策定します。

【関連記事】
・採用コストを削減するために効果的な方法とは?

② 採用要件の作成
求める人材像をより詳しく設定し、必要となる職務経験やスキルなどの要件を定義したうえで採用要件を作成します。

③ 採用媒体の選定
採用媒体にはダイレクトリクルーティング媒体や求人広告媒体などさまざまな種類・サービスがあり、どれを利用するかによって採用の成否が変わってきます。自社の採用ニーズにマッチした媒体をプロの視点から選定することで採用効率を上げることができます。

④ スカウトメールの作成
スカウトメールの文面によって候補者からの反応には大きな差が生まれます。プロのノウハウを借りることで効果的な採用につなげることが可能です。

⑤ スクリーニング
応募者のプロフィールを確認し、自社に適した人材を探し出すスクリーニング業務も代行可能です。

⑥ 応募者の対応
応募があった候補者との面接日程の調整や、内定後のフォローといった対応も代行してもらうことができます。

ITエンジニアの採用を成功させるカギは、転職活動を本格的に始めていない人材にいち早くアプローチをかけ、自社に合った人材を獲得することです。
そのためには、多種多様な採用媒体から最も適切なものを選定したり、昨今活用されているダイレクトリクルーティングやスカウトメールを活用したりするなどの専門的なノウハウが必要になります。プロに協力してもらうことで、採用にかけられる社内のリソースを最適化しながら効率的に優秀な人材を獲得しやすくなります。

ダイレクトリクルーティングをエンジニア採用で活用するポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。

また、エンジニア採用の課題であるミスマッチが発生する原因やそれを防ぐ方法についてはこちらの記事をご覧ください。

エンジニア採用代行(RPO)を活用することで、採用担当者の業務負担を軽減できるだけではなく、募集するポジションに最適なスキル・経験を持つ人物像を洗い出すことができるため、優秀な人材の獲得につながります。また、プロの視点から自社の強みや特長を活かした魅力的な求人情報を発信することで、企業のブランディングにもつながります。

エンジニア採用代行(RPO)を活用し、エンジニアの獲得に成功した事例

成功事例①:企業規模20名|6ヶ月で7名のエンジニア採用に成功した事例

企業規模20名のあるIT企業では、企業規模が小さいために採用担当者が他の業務と兼務している状態となっており、採用業務にリソースを割けない課題がありました。そこでエンジニア採用代行(RPO)を導入し、採用計画の策定から改善、ダイレクトリクルーティング運用等の業務支援を依頼したところ、採用担当者の業務工数が削減されただけでなく、運用6ヶ月で7名のエンジニア採用に成功しました。

【支援内容】
・採用計画の策定
・採用オペレーションについてヒアリング・改善・面接用フロー共有
・ダイレクトリクルーティング運用(2媒体)※緊急休日対応含む
 内容:書類選考・スクリーニングスカウト・応募者コミュニケーション・
    内定者コミュニケーション
・エン転職・doda運用(求人原稿・募集要項作成)・エージェントコントロール

成功事例②:企業規模370名|4ヶ月で6名のエンジニア採用に成功した事例

企業規模370名のあるIT企業では、中途でのエンジニア採用の成果をなかなか得られず、採用業務の改善が課題となっていました。そこでエンジニア採用代行(RPO)を導入し、現状の採用オペレーションについてのヒアリングや改善を図ったうえで、ダイレクトリクルーティングでの書類選考やスクリーニングスカウトの支援を受けた結果、運用4ヶ月で6名のエンジニア採用に成功しました。

【支援内容】
・採用計画の策定(獲得人数の共有・エージェント提案)
・採用オペレーションについてヒアリング・改善・カジュアル面接・面接用フロー共有
・ダイレクトリクルーティング運用(2媒体)
 内容:書類選考・スクリーニングスカウト・応募者コミュニケーション・
    内定者コミュニケーション
・契約中のtype・doda引継ぎ運用(求人原稿・募集要項作成)

エンジニア採用のコンサルディング×代行業務は「アイティ人事」にお任せ

エンジニア採用は人材獲得競争が激化しているため、IT領域のプロの支援が受けられる採用コンサルティングや採用業務を委託できる採用代行(RPO)の活用が進んでいます。エンジニア採用代行(RPO)は、特に採用のノウハウが蓄積されておらず、採用に欠けられるリソースが不足しやすい中小企業やベンチャー・スタートアップ企業におすすめです。

ア・ロッカの「アイティ人事」では、ITエンジニアに特化した採用支援サービスを実施しています。エンジニア採用のコンサルティングから採用代行(RPO)まで、お客様のニーズ・課題に合わせたサポートが可能です。手間のかかる採用業務をアイティ人事が代行することで、採用ご担当者様が本来の業務に集中できるようになります。また、最新のIT領域に関する見識があるため、IT人材採用のノウハウや、それに基づく採用実績も豊富にあります。

アイティ人事のサービス概要や特長についてご関心のある方は、以下をご覧ください。

「アイティ人事」サービスページ

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自社に必要な採用支援サービスの選び方①
自社に必要な採用支援サービスの選び方
支援内容とサービスの選定ポイント
企業の採用活動は、採用計画立案・採用目標の可視化・募集・面接・内定者のフォロー…など、多くの業務があります。加えて、昨今の労働人口減少により採用競争は激化しており、効率化と質の向上を目指して「採用支援サービス」を導入する企業が増えています。しかし、採用支援サービスにはさまざまな種類があり、自社に合ったサービスがわからないという方も多いのではないでしょうか。 そこで本資料では、採用支援サービスの概要と、自社に合った採用支援サービスの選び方をご紹介します。採用支援サービスの導入をご検討している方は、ぜひご一読ください。
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